お母さんへ
あなたは今、「母親」という大きな役割をこなしています。あなたのお母さんがそうしてくれたように。
初めてのことばかりで驚きの連続にもかかわらず、情報をかき集めやれることは試し戸惑い葛藤しながら、今この瞬間も精一杯頑張っていますよね。それでもうまくいかず、自分を肯定できない日々をどうにかしたいと思っていませんか?
以前、わたしは誰かにどうにかしてもらおうとばかり考えていました。自分以外が変われば、わたしが変わると勘違いしていたんです。「あたまとこころを整える」ことを知ってからは、全てはわたしの中にあることがわかりました。複雑にしていたのはわたし。実はとってもシンプルなことだったんです。
先ずは、あなた自身に「よくやってきたね」「これからも大丈夫」と声をかけましょう。「今まで」「今」「ここから」を捉え直し、混乱している思考と感情を整理しましょう。スッキリとした揺るぎないわたしになり、あなたの周りの人たちも自然と笑顔になっていくはずです。
同じ役割を持ったわたしと、共に前を向いて「今ここから」を歩んでいきましょう。
こころの育ちエスコーター 国末けいこ
日々我が子との関わりに悩み、精一杯努力しているお母さんがあたまとこころを整えるサポートをしている。
小児科医26年・子育て22年・絵本の読み聞かせボランティア10年・親と子の育ち応援の集い10年・私大非常勤講師など
岡山で生まれ、愛媛県で育ち、結婚を機に岡山に。
35年越しにバンド加入の夢を叶える。
はじまりは、お母さんとの対話から
小児科医として26年親子と関わり 同時に3人の子育てと向き合ってきました。 その過程でたくさんの育児書や専門書を読み ネット情報を集めたけれど その通りにはできないし うまくいかないことを経験します。 サポートしてくれていた義母が 亡くなったことをきっかけに 働き方を変えました。 今まで忙しい診療の中ではできなかった 「お母さんとの対話」の時間を たくさん持つ機会を得たのです。 お子さんのケアは必須。 さらにお母さんのサポートが とても重要であることに気がつきます。
こころを整えること
有志で立ち上げた親と子の育ち支援である 『sodateku(育ちを考える小さな集い てくてく)』でも 「お母さんとの対話」を重ねていきました。 私も含めお母さんたちは 今まで誰も教えてくれなかった「子育て」に 日々戸惑っています。 何が正解かわからない中で 得体のしれないプレッシャーを 感じて疲労している。 「お母さんとの対話」が お母さんの「こころを整えること」に つながっていることを実感したのです。
2018年には親子カウンセリングをメインとした 小さなクリニックを開院し 子どもだけではなくお母さんのケアにも 重点を置いた診療をしていました。 そこでは、医療ではないサポートを お母さんが必要としていることがわかりました。 そこで、2021年に 『cocokaraお母さんがこころを整える』を 立ち上げました。
こころの育ちエスコーターとして
cocokaraでは、 笑顔で自信を持って我が子と関わるために 日常の中でどう在りたいかを意識することで お母さん自身が自らこころを整えることを サポートをしています。 気がつけば小児科医の臨床よりも お母さんのサポートや子育て支援の活動に 携わる時間が多くなりました。 これからも小児科医だけど、 お母さんのための『こころの育ちエスコーター』として 活動していきたいと強く想っています。 子どもに関わる全ての人、そして子どもたちが 自然な育ちとともに自分らしい生き方をできると 信じています。 そして、関わる全ての人が「育ち合う」ことができる 社会を目指しています。