道筋②【身を守る】必ず通る5つの時期を知っていますか?

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かけがえのない子どもの育ちは
ひとりひとりのお母さんが
あたまとこころを整えた先にある。
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小児科医だけど、
お母さんがこころを整える
セルフエスコートをサポートをしている

こころの育ちエスコーター国末けいこです。

安心・安全というキーワードを中心に、
『学校に行かない子の道筋』を見ていきます。

もしお子さんの
「学校に行きたくない」
「学校に行かない」
「家で過ごしたい」
に、

原因というよりは、
目的があったとしたら。

そう考えたことはありますか?

親は子どもの行動に
原因を探してしまいがちです。

・学校で友達とのトラブルがあったからだ。
・先生とうまが合わないのではないか。
・人との付き合いが苦手だからだ。

とかとか。。

目に見えるものがあれば安心するし、
原因となるものを除けば解決するかもしれない。

でも、
たくさんのお子さんを
観察して感じたのは、、

原因と思っているそれは
あくまでも「きっかけ」にすぎないのです。

それまでに
積み重なった本当の目的が
ある程度溜まって、、

行かない「きっかけ」を探している。

その「きっかけ」を
原因だと思って
どうにかしようともがいても
どうにもならないことも
よく経験しました。

もっと奥の本当の目的。

その目的のため学校に行かないのです。

私が出会った子どもの中には、
はっきりとこんなふうに
言葉にしてくれる子がいました。

《学校が怖い。。》

もちろん言えない子もいます。

そこから目を背けているのでしょうか。

でも明らかに怯えている表情をしています。

そんなお子さんは、
学校だけではなく、
人も怖かったりするのです。

この場所は安全ではないかもしれない。
この人は安心できる人ではないのでは。

そんな疑問を抱きながら
日々を過ごすのは、
とても不安だと思いませんか。

もしその疑問や不安が、
日常の中で少しずつ
解決されていたら
安心して学校に行けるはずです。

逆に疑問や不安が積み重なっていけば、
いつかは危険を回避するために
「身を守る」という行動に
でるのではないでしょうか。

この「身を守る」ことが
お子さんの目的の一つだと捉えてみましょう。

その目的が達成される
もしくは解消されるために
お子さんが通る道筋があります。

安心・安全なんだ、と確認がとれれば
自然と活動範囲が広がることから

私はお子さんが安心と安全を
確認する状態に注目して
「学校に行かない子の道筋」を
5つの時期にわけました。

この道筋には、
お子さんの性格や感受性など
持っているものも大きく左右します。

不安をもともと抱きやすいお子さんや、
敏感な感受性の強いお子さんは
早い段階で「身を守る」ということを選択します。

周りに自分のことばを
聞いてくれる人がいるかいないかも、
どんな行動になるかが
違ってくるかもしれません。

そんなことも意識しながら
今のお子さんの状態と
5つの道筋を確認してみましょう。

__________

【戸惑いの時期】

ここは安全?
この人は安心?

と戸惑っている時期です。

一見普段通りに見える活動を
している子もいますし、
徐々に活動をせばめていく子もいます。

・準備に時間がかかっていた
・外出を渋ってた
・宿題に時間がかかっていた
・くっついてくることが多くなっていた

これらの行動は
ささいなことだけど
後から考えると前兆だと
捉えることができます。

【身を守る時期】

外の世界は安心・安全ではない
と確認してしまうと、
身も守るために居場所を減らします。

お子さんによっては
部屋から出てこない、
ということもあるかもしれません。

家の中でも
安心・安全な場所が
限られることがあります。

なので、
ここなら大丈夫という場所を
確保するのですが、

それはとても小さな狭い空間
だったりするのです。

いつもではないけど、
気がつくと部屋の片隅の
ぬいぐるみたちに囲まれた
スペースに長い時間いる、
という子もいます。

外と自分の空間に
くっきり線を引くことが多いです。

【確認を繰り返す時期】

自分だけの空間で
しっかり安心・安全を確認すると、
少しだけそこから範囲を広げて
他に安心・安全な場所がないかを
確認する時期です。

先ずは家の中で。。

家の中だけではあるのですが、
自分の居場所では自由に活動ができます。

自分から外に出ることもないし、
他人が誘っても「うん」とは言いません。

でも、
確認を繰り返していくうちに
確実に少しずつ外へ
目が向いていくはずです。

【積み重ねる時期】

家での安心・安全が確保できれば、
戻る場所があるので安心します。

まだまだひとりでは外は不安なので、
信頼している人となら少しずつ外に出て

安心・安全であるという確信を
積み重ねていきます。

活動範囲は広がりますが、
そのままどんどん・・
というわけにはいきません。

このまま広がるのか・・とみせかけて
また小さくなるを繰り返します。

この時期は、

「このまま活動範囲が
広がるかもしれない」と

親が期待しやすい時期でもあります。

焦って「もう大丈夫かも」と
無理に連れ出そうとしてしまい、
子どものペースを乱しがちです。

【チャレンジの時期】

外も安心・安全なところがあると
確認できたら、

自分で選んだ場所にだけ
行くことができます。

チャレンジすることも
できるようになるので、

少しずつ活動範囲は
広がりをみせます。

ここでも、周囲が
「もっといけるのでは?」と
思ってしまうけれど、

子どものペースを
大事にしたい時期です。

でも大人のことばで
後押しされることもあるので、

「気を遣いすぎない」こともポイントです。

___________

以上が5つの時期です。

あなたのお子さんは今どの時期にいますか。
どのくらいの活動範囲でしょうか。

次回は、
お子さんの様子をもっと詳しく
みていこうと思います。

離れたところから冷静に観察してみましょう。

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お母さんがあたまとこころを整え
セルフエスコートを実践することが
お子さんの変化につながると考えています✨

こころの育ちエスコーター
国末けいこ

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